第172回 平成27年3月18日
龍村 仁 氏

日時:平成27年3月18日(水) 午後3時~5時
場所:衆議院第一議員会館 大会議室(地下1階奥)

mr_tatsumura

演題:地球交響曲=ガイアシンフォニーの世界」Ⅱ – 第七・八番を中に –
たつむら じん
講師: 龍村 仁  氏 http://gaiasymphony.com/
映画監督(地球交響曲 第一番~第八番 など)


内容

多くの皆様に支えられ制作してまいりました、地球交響曲の最新作「地球交響曲第八番」が3月21日よりロードショー公開されます。
「第七番」公開から5年、その間、東北大震災、大津波、原子力発電所の事故、という未曽有の大災害に日本列島は襲われました。
また第一番の撮影時より、「地球交響曲」とは目には見えない大いなる力によって結ばれているとしか思えない天河大弁財天社も、3.11大震災の激震冷めやらぬ矢先に起きた近畿地方を襲う大型台風による土石流で禊場が埋まるなど、ここもまた未曽有の被害を受けました。
「一瞬の内に凄絶な異次元空間に変移させてしまった母なる星地球(ガイア)の計り知れない力の痕跡を前に、この地球(ガイア)の声を聴き誤ってはならない、そんな想いが沸々と湧き起ってきました。」、心を新たに取り組んだ「地球交響曲第八番」の撮影でしたが、決して順風満帆とはいえず、未だかつてない試練の前に何度も頓挫しそうにもなりました。
「東日本大震災から4年、人智を遥かに越えた宇宙的な力によってもたらされた崩壊と苦難から立ち直り、真の復活を遂げるために、私たち日本人は今、何に気づき、何をなさなければならないか。」
「第八番」はこの春、母なる星地球(ガイア)の悼みを抱え、誕生します。


講師自己紹介

1940年兵庫県宝塚市生まれ

映画監督。京都大学文学部卒業後、NHK入局、主にフィルムドキュメンタリーを担当する。1974年ATG映画「キャロル」製作・監督を機に退職、以後、インディペンデントディレクターとして、ドキュメンタリー、ドラマ、コマーシャル等の数多くの作品を手がける。1976年「シルクロード幻視行」ギャラクシー賞、1987年セゾングループ3分CM「ライアル・ワトソン編」「野口三千三編」ACC優秀賞、1992年NTT DATAスペシャル「宇宙からの贈りもの~ボイジャー航海者たち」ギャラクシー選奨。
1994年京の文化賞、1996年京都府文化賞功労賞を受賞。
1992年よりライフワークとも言える映画「地球交響曲」シリーズを公開。
2000年5月、有限会社龍村仁事務所を設立。2001年に「第四番」、2004年「第五番」、2007年「第六番」公開、2010年「地球交響曲第七番」完成、7月に公開。
2013年「地球交響曲第八番」撮影を開始した。
同シリーズは全国各地で行われる自主上映会を中心に、のべ240万人にのぼる観客を動員している。
著書は2001年より中学・高校の国語教科書でも取り上げられている。

著書:「地球(ガイア)のささやき」(創元社・角川ソフィア文庫)
「地球交響曲第三番 魂の旅」(角川書店・角川ソフィア文庫)
「地球(ガイア)の祈り」(角川学芸出版)
編書/「地球交響曲の軌跡」(人文書院)
共著/「ガイアの思想」(生産性出版)