第168回 平成26年11月19日 
中 健次郎 氏

日時:平成26年11月19日(水) 午後3時~5時
場所:衆議院第一議員会館 会議室
演題:性命双修で真の自己を取り戻す
mr_naka
なか けんじろう
講師: 中 健次郎  氏 http://ameblo.jp/kamehenmura/
叡智の学び舎「かめへんむら」代表
東海ホリスティック医学振興会 顧問


内容

世界保健機関(WHO)では、健康とは身体的・精神的・霊的(spiri tual)・社会的に完全に良好なダイナミックな状態であると述べられています。果たしてそのような状態を保っている方がどれだけいらっしゃるでしょうか?
最近、病気・人間関係等、色々と問題を抱えた方々の相談を受けることも多いのですが、多くの方はストレスや緊張の中で潜在意識に抑圧したものを溜め込み、心身共にバランスを崩しているというのが現状です。感情面でも行動面でも同じパターンから抜け出せず出口の見えない状態、今こそそういった状態を打破する何かが必要とされています。
気功には、薫習された心を浄化する「性功」と体を整え命の働きを良くする「命功」の二つがあります。この二つの柱を共に修めていくことを「性命双修」と呼び、「性命双修」を重ねれば、私たちの心と体は自ずから調和していき本来の健全な姿に戻っていきます。心身だけに限らず、他人との調和、自然界との調和、すべてとの調和がもたらされます。そうして愛と平安と喜びに満ちた真の自己を取り戻し、最終的には「道(タオ)」と一つになることを目指します。
今回の講演では、心と体と気(エネルギー)と霊性(純粋意識)について、それらの整え方を自らの体験を交えてお話しさせていただければと思っています。


講師自己紹介

1956年、和歌山県生まれ。
20歳の時、北南米大陸を陸路縦断。その後インド方面へ求道の旅、オセアニア・南太平洋での遊学を経て、1981年より中国に留学。1983年一時帰国し、日本の鍼灸師免許を取得後、再び渡中。北京中医薬大学・北京大学等にて、中国伝統医学と中国古典哲学を学ぶ。毎年冬にはインドを訪れ、聖者や覚者に出会い自己探求を続ける。通算18年以上の中国滞在中、中医学、太極拳、気功をその道の第一人者に師事し会得。1997年より、2年半かけて世界の聖地を巡る。2004年の帰国後は、全国でセミナーや合宿を開催。気功、太極拳、家庭療法、東洋医学、東洋哲学等を指導。2010年春、神奈川県湯河原に叡智の学び舎「かめへんむら」を創設。

著書:『病気が治る「気功入門」』DVDブック、共著『人は死なない。では、どうする?』(共にマキノ出版)。