日時:平成26年10月15日(水) 午後3時~5時
場所:衆議院第一議員会館 第1会議室 (地下1階)
演題:気の遠隔作用とは何か?-科学はその謎にどこまで迫れるか?-
こくぼ ひでゆき
講師: 小久保 秀之 氏
http://homepage2.nifty.com/anomalousphenomena
http://www.a-iri.org
国際総合研究機構 研究部長
明治大学 意識情報学研究所 研究員、
国際生命情報科学会 常務理事・執行編集委員、
人体科学会 理事
Journal of Nonlocality 編集顧問、
Parapsychological Association, International Liaison 日本窓口
内容
相手に直接触れずに病や痛みを緩和できる。気功やヒーリングを実践している人たちが、よくこう主張します。このような非接触の施術は民間療法としてだけでなく、エネルギー療法、あるいはヒーリングタッチなどの名称で日本でも医療や看護の現場に取り入れられるようになってきています。遠隔作用(離れた相手に未知の作用を及ぼす)が働くと、受け手の心身にさまざまな変化が生じることが知られていますが、そもそも遠隔作用自体を科学的に測定できるのでしょうか?
2006年、私はこの未知作用を直接測定する方法の開発に成功しました。現在までに行った色々な研究の結果、遠隔作用は特殊な形の「場」を形成すること、施術方法を変えると効果も変わることなどが明らかになりました。遠隔作用は人間の持つ特異能力の一種ですが、それは人間だけが持っているわけではなく、物質そのものにも同様の性質が備わっていると考えています。この講演では遠隔作用の科学的測定とその結果、遠隔作用を物理現象として見る考え方についてお話しします。
講師自己紹介
1958年、愛知県生。
名古屋大学理学部物理学科卒。三省堂出版局にて編集部員として15年間科学・数学の書籍編集に携わる。1996年、旧科学技術庁放射線医学総合研究所で行われていた気の研究プロジェクトに参画。以降、気・超能力などの未知現象の実験的研究に取り組んでいる。これまで遠当ての実験、透視時の脳活動の測定、ポルターガイスト現象の現地調査など多岐にわたって研究しており、2006年には気の作用を定量的に測定する測定法の開発にも成功した。日本を代表する超心理学者として日本-ブラジル国際共同研究など多国間協力を推進する一方、学会運営や学術誌の編纂にも尽力し、さらに大学でも超心理学の教育に携わっている。
主な著書:『実験人間学』小久保秀之、DTP出版、2014年。
『ガス測定法の実際』小久保秀之・高木治、国際総合研究機構、2010年。
『未来をひらく心理学入門』渡辺恒夫編、八千代出版、2007年。