第153回 平成25年6月20日 
矢作 直樹 氏

日時:平成25年6月20日(木) 午後3時~5時
場所:衆議院第一議員会館 大議室 (地下1階)
演題:科学をはるかに超えた現実―救急医療の現場から―
矢作 直樹 氏
やはぎ なおき
講師 矢作 直樹 氏
医師、医学博士
東京大学大学院 医学系研究科 救急医学分野 教授
東京大学医学部 附属病院 救急部・集中治療部 部長


内容

この会が“サイエンス”を謳っているのにも関わらず、今日のお話はまったく科学的でないことをはじめにお詫びいたしておきます。
虚心坦懐に見ていると臨床現場をはじめこの世ではいろいろなことがあります。この世の世界では限られた波長(おおよそ400nm-800nm:nmはmの10-9 )のもののみが“見える”ということを理解されているはずです。テレビの映像のもとになる電波(VHFで2m、UHFで0.5m)ももちろん見えません。レントゲン写真で使うX線(0.01nm)も見えません。このように身の回りに見えなくても存在していると認識されているものがたくさんあります。

さて、医療現場では、私たちの予測と異なって明らかに助かって社会復帰することが無理と思われた症例が無事だったり、その逆だったりすることがしばしば起こります。また医療現場や身の回りでは憑依のような霊障を経験します。このような事例は、交霊によりこの憑依をはずす(浄霊)ともとにもどることも経験します。こうした経験と先人の教えから私たちのからだは目に見える体とその働きによる心のほかに目に見えない意識体としての霊魂があることがわかります。
近代の教派神道の教祖たちにみられるように神人合一(本人が高次意識と繋がること)により天啓をいただき、それを言葉に発したり自動書記をしたりしてその教えを残してきた事例は多々あります。
今回は、私たちが霊心体により成り立っていることをお示し、現代の科学では到底説明できない天壌無窮の世界の素晴らしさを感じていただければ幸いです。


講師自己紹介

東京大学大学院医学系研究科・医学部救急医学分野教授及び医学部附属病院救急部・集中治療部部長。
1956年神奈川県生まれ。1981年金沢大学医学部卒業。その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、外科、内科、手術部などを経験。1999年東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻及び工学部精密機械工学科教授。2001年より現職。
登山中の滑落事故が後に啓示と気づき摂理や霊性について思索を深めるようになる。

著作に『人は死なない』(バジリコ、2011年)などがある。