日時:平成24年9月20日(木) 午後3時~5時
場所:衆議院第一議員会館 大会議室 (地下1階)
演題 :自然から学ぶ幸福社会の実現
おかもと きょうじ
講師 岡本 享二 氏
首都大学東京 大学院 ビジネススクール 客員教授
東北大学 大学院 環境科学研究科 特別講師
ブレーメン・コンサルティング(株) 代表
http://www.bremenconsulting.com/
内容
企業の社会的責任をCSR(Corporate Social Responsibility)と言います。2004年に上梓した拙著『CSR入門(日経文庫)』は12刷りを重ね、5万人近くの企業人や学生さんに読まれてきました。広く社会に認知されだしたCSRですが、本質を忘れた企業宣伝のためのCSRになってきた感も否めません。日欧米の企業・NGO/NPO・大学・研究機関でCSRの調査研究を重ねてきました。その結果「自然から学ぶことの大切さ」に行きつきました。
自然とのかかわり合いこそ、日本人が一番大切にし、得意としてきたことではないでしょうか。今回の講演では写真や図表を多用して、人間の生活に応用したい自然の中にあるワクワクするような発見を皆様と検証していきます。
・企業の社会的責任(CSR)の歩みと内容
・トリプルボトムライン(環境・経済・社会)とは?
・ペンタゴンネット(環境・経済・社会・人間・生態系)の世界とは?
・自然から学ぶバイオミミクリーとは?
-新幹線に応用されているカワセミやワシの形態
-昆虫の脳を応用して災害時のリスク管理
-昆虫のフェロモンを応用して予約管理
・江戸時代に学ぶ自然を中心に考えた循環型社会
・東北大学で行った「90歳ヒアリング」は宝の宝庫
・企業の社会的責任から個々人の社会的責任へ
・自然の奥深さと神秘なまでの省エネ構造を生活に活かす
講師自己紹介
東北大学 大学院 環境科学研究科 特別講師、首都大学東京 大学院 ビジネススクール 客員教授、環境経営学会 副会長。日本IBM/IBMコーポレーションで新製品企画、コーポレートファイナンス、環境/CSRに従事(1973~2006)。“Designing for Sustainability”を標榜したブレーメン・コンサルティング(株)設立(2006~)、同社代表。