第137回 平成24年2月16日 
大門 正幸 氏

日時:平成24年2月16日(木) 午後3時~5時
場所:衆議院第一議員会館 大会議室 (地下1階)
演題:スピリチュアリティの研究~21世紀の人間学を目指して
−最新の死後存続研究・生まれ変わり研究を中心に−

大門 正幸 氏
おおかど まさゆき
講師  大門 正幸 氏
http://homepage.mac.com/ohkado/
中部大学 全学共通教育部 教授、 
国際生命情報科学会(ISLIS) 常務理事


内容

1999年のWHOの総会において健康の定義に「スピリチュアル(霊的)」という表現を入れる修正案が提出されたことに象徴されるように、「スピリチュアリティ(霊性)」は「心の時代」と言われる21世紀の最も重要なキーワードの一つであると言えます。
「スピリチュアリティ」へは様々なアプローチがありますが、「人間の意識の死後存続」や「生まれ変わり」といった、主流派科学からは「非科学的」と一笑に付されてきたような問題についても、科学的手法による研究が着実に蓄積されつつあります。今回の講演では、私自身が携わった研究も交え、死後存続研究・生まれ変わり研究の最前線について紹介すると同時に、新しい人間学に関する構想についてお話したいと思います。


講師自己紹介

1963年三重県生まれ。

大阪外国語大学卒。名古屋大学文学研究科修了。人文学博士(アムステルダム大学)
中部大学大学院国際人間学研究科・全学共通教育部 教授。国際生命情報科学会(ISLIS) 常務理事。人体科学会 会員。Society for Psychical Research会員、Society for Scientific Exploration会員。
言語研究・英語教育に携わる一方、「意識の死後存続」や「生まれ変わり」現象の研究を通して人間の意識や、心の問題の探究を続けている。退行催眠中に本人が知らないはずの言語を話す異言現象について報告した “A Study of a Case Supporting the ‘Reincarnation Hypotheis’(「生まれ変わり仮説」を支持する事例の研究〜退行催眠中の異言の分析を通して)(共著、2009年)、 ‘On Xenoglossy Occurring in Hypnosis and What It Suggests”(退行催眠中に生じる異言とそれが示唆するもの)(共著、2010年)や、外国人としての「過去生の記憶」を持つ児童について報告した「『過去生の記憶』を持つ子供について〜日本人児童の事例」などの論文を発表している。

また近著『スピリチュアリティの研究〜異言の分析を通して』(2011年、風媒社)では、異言の事例について詳しく報告すると同時に、21世紀のスピリチュアリティ研究構想について提案を行っている。