第124回:人間サイエンスの会 講演
日時:平成22年2月17日(木)午後3時~5時
場所:衆議院第一議員会館(新館) 大会議室(地下1階)
演題:胎内記憶 -お産のもう一つの側面-
いけかわ あきら
講師 池川 明 氏 医師、医学博士
http://www1.seaple.icc.ne.jp/aikegawa/
池川クリニック 院長、 神奈川県保険医協会 理事長
内容
子ども達だけでなく、大人も「うまれる」前の記憶を持っている人が少なからずいます。3500名のアンケート調査から約3割の子どもに記憶があることがわかりました。また小学生で約1割、中学生で2-5%、そして約1%の大人にも記憶があります。その人達からの話をまとめると、私たちが「うまれる」には目的があり、「学ぶため」と「人の役に立つため」と彼らは言います。学ぶためには色々な事が起こることを承知で自らの人生を選ぶようです。虐待をする親を選ぶはずがない、と考える人も大勢いますが、記憶のある人たちの回答は「自ら選ぶ」です。どんな両親でも自分たちの障碍を持って生まれることも、流産も死産も自ら選んでこの世に降り立つ事を決めてくるようです。そして役目を終えて空に帰り、また生まれ変わる、輪廻転生もあるらしいことがわかります。
これらの胎内記憶から導かれる世界観はそのまま受け入れることは難しいかも知れません。しかし、多くの人たちに残された記憶の痕跡を丁寧に集めると、常識と違う世界が見えてきます。今回具体的な記憶の内容と、妊娠・出産との関連を提示したいと思います。
講師自己紹介
1954年東京都生まれ。
帝京大学医学部卒。同医学研究科修了。医学博士。
横浜市金沢区医師会副会長。社団法人横浜市金沢区三師会監事。神奈川県保険医協会理事長。東京都助産師会館理事。ゆめ和保育園理事。
上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1989年横浜市に産婦人科の池川クリニックを開設。
年間約120件の出産を扱い現在に至る。2001年9月、全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で『胎内記憶』について発表し、それが新聞で紹介され話題となる。現在、お産を通して、豊かな人生を送ることができるようになることを目指している。
<著書> 『子どもはあなたに大切なことを伝えるために生まれてきた』青春出版社
『いのちの絆の物語』南方新社 共著
『ママを守るために生まれてきたよ!』 学習パブリッシング
『ママ、生まれる前から大好きだよ!』 学習パブリッシング
『魂の処方箋』 牧野出版
『えらんできたよ』 二見書房 共著
『ママ、さよなら。ありがとう』 二見書房
『おぼえているよ。ママのおなかのなかにいたときのこと』二見書房
『ママのおなかをえらんできたよ 』 二見書房
『おなかの中から始める子育て』 サンマーク出版
『赤ちゃんと話そう!生まれる前からの子育て』 学陽書房
『子どもは親を選んで生まれてくる』 日本教文社
『女性を悩ませる経皮毒』 日東書院本社、 など